SWAAN4RLBERGの靴は、ひとつの場所だけで完結していません。
靴をつくっているのは、岡山県倉敷市・児島にある自社工場。
企画や運営を行っているのは、愛知県・知多半島にある東浦町です。
地図で見れば、決して近い距離ではありません。
それでも、この二つの場所でやり取りを重ねながら、一足の靴をつくっています。
岡山・児島という場所で
岡山・児島の工場は、観光地の中にあるわけではありません。
住宅や工場が混ざり合った、ごく普通の町の一角にあります。
特別な景色が広がっているわけではありませんが、 この場所では、靴づくりに向き合う時間が静かに積み重なっています。
革を切り、縫い、形にする。
工程はシンプルですが、革の張りや表情、その日の空気によって、 手の入れ方は少しずつ変わります。
一足ごとに様子を見ながら、進め方を選んでいます。

デニムの町に流れる、ものづくりの感覚
児島といえば、デニムの産地として知られている町です。
私たちはデニムづくりに直接関わっているわけではありませんが、 この土地に根づいてきた、丈夫で、日常の中で使われ続けるものをつくる姿勢には、 どこか通じるものを感じています。
特別なものをつくるというより、
毎日の暮らしの中で、無理なく使われること。
使う人の時間とともに、少しずつなじんでいくこと。
そんな感覚が、この町には静かに息づいています。

愛知・東浦町で考えていること
一方、愛知県・知多半島にある東浦町。
ここでは、靴の企画や運営を行っています。
どんな形が心地よいか。 装いの中で、どんな位置に収まるか。
岡山と愛知。 役割は違いますが、日々考えていることは、自然と重なっていきます。
履いたときにどう感じるか。
装いの中で、どんな位置に収まるか。
そうしたことを、同じ目線で確かめながら、形にしています。

距離をつなぐ、コミュニケーション
距離があるからこそ、私たちは言葉にして伝えることを大切にしています。
ほんのわずかな違和感も、そのままにしないために。
電話やメッセージを重ねながら、同じ一足を思い浮かべて、形にしていきます。
効率だけを考えれば、もっと簡単な方法もあるのかもしれません。
それでも、私たちはこのやり方を続けています。
岡山と愛知、
それぞれの土地で積み重ねてきた時間と感覚が、 一足の靴の中で、静かに重なっています。
その靴が、誰かの日常にすっとなじみ、 気づけばいつも足もとにある存在になれたら。
それが、私たちの目指している靴づくりです。